自分のお給料を決める！美容室開業における収支計画の考え方とは？！

自分のお給料を決める！美容室開業における収支計画の考え方とは？！

収支計画は、事業計画を構成する3要素(収支・資金・予算)の1つです。

収支計画の考え方を解説する前に、まず美容室開業の事業計画について簡単に説明します。

事業計画とは？

事業計画とは、美容室開業に必要な3つの要素を考えバランスを取りながら進めていく計画のことです。

3つの要素とは？

収支計画・資金計画・実行予算計画を分かりやすい言葉に置き換えるとこうなります。

いくら稼ぐのか？

1ヶ月の売上－1ヶ月の経費

いくら用意できるのか？

自己資金＋出資金＋融資

いくら必要なのか？

不動産＋運転資金＋店舗工事費＋備品＋その他

店舗の工事費用だけで開業できる？と思っている人がとても多いので注意が必要です。

事業計画はいつまでに作ればいいのか？

事業計画は、不動産契約をする前に8割程度まで作る必要があります。

なぜなら美容室開業の命運を決めるポイントが不動産契約だからです。

不動産契約というカウントダウンのスイッチを押したら途中で止めることができません。

不動産契約までにすること

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収支計画とは？

収支計画とは、美容室開業をしたら「いくら稼ぐのか？」を考えることです。

いくら稼ぐのか分からなければ、独立後のお給料を決めることができません。

収支計画は、融資機関が「どれぐらいお金を貸しても返済できるか？」を判断する重要なポイントです。

収支計画の目的

美容室開業における収支計画の目的とは、自分のお給料を決めることです。

収支計画では、現在のお給料の2倍以上の報酬をアップさせる方法を考えましょう。

なぜなら、お金を借りたら返済をしなければいけません。

返済期間は、融資機関や条件によって異なりますがだいたい5年～10年ほどかかります。

詳しくは後述しますが、返済期間は本当の利益が出ていない状態だと考えることができます。

そしてお金を貸してくれる融資機関の視点から見ても明らかです。

勤めている時と独立した時のお給料が変わらないのであれば、「そのまま働いている方がリスクがないですよ？」という結論になるのです。

お金を貸す融資機関から見たら儲からないならと返済できないということです。

収支計画のリアルな考え方

収支計画を考えるときは、楽天的な計算はしないであくまでも平均的な予測をしましょう。

ここで利益が出せない計画なら見直しが必要です。

収支計画のモデルケース

いくら稼ぐ？

入金額

融資機関は、美容室の平均客単価のデータを把握しています。

そのため客単価6,000円を超える売上目標を立てると融資が通りにくいです。

出金額

融資の返済は、だいたい5年～10年後まで続くことを必ず知っておいてください。

お店に利益を残すために、できるだけ経費が少なくなるように計画しましょう。

未来のお給料

この収支計画のモデルケースは、月間利益の50万円が未来のお給料ということになります。

現在25万円のお給料が2倍に増える収支計画です。

なぜお給料を2倍に増やす必要があるのか？

実は収支計画において未来のお給料が増える計画であれば、1.5倍でも3倍でも構いません。

ただ忘れないで欲しいのが、美容室開業に投資していることです。

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投資しているとは？

この収支計画のモデルケースでは、資金計画（仮）で美容室開業に1650万円を使っています。

美容室開業の利益の考え方

美容室を開業したからこそ得られた利益が25万円ですね？

美容室開業に使った1650万円分を回収する66ヶ月までは、本当の利益が出ていないという考え方です。

お給料を2倍に増やす設定を多めに感じる方も多いと思います。

しかしこの先長く営業することを考えれば決して少なくありません。

まとめ

お金を貸してくれる融資機関は、病気やけがでしばらく働けなくなったとしても返済を待ってくれません。

経営者になるということはこの様なリスクも同時に抱えることになります。

そのため収支計画では、最低でも現在のお給料の2倍以上の報酬をアップさせる必要があると考えています。

さらに今後経営が苦しく感じるときに赤字になるような事態を防ぐ手立てにもなります。

そして創業融資をお願いする融資機関も安心してあなたにお金を貸すことができます。

収支計画は、資金計画に影響を及ぼす可能性があるのでしっかりと目的を理解してから計画しましょう。

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